DXの取り組み

DXの目的

Club TRIAX（以下、TRIAX）のDX（デジタルトランスフォーメーション）戦略は、部内業務の効率化と競技パフォーマンスの向上を目的とします。最新のデジタル技術を活用し、運営から選手育成、競技分析までを一元的に管理・最適化します。

ビジョン

1. 効率的な部内業務

   • 各種手続きやコミュニケーションをデジタルプラットフォームで統一し、業務の効率化を図る

   • データ管理をクラウドベースに移行し、情報共有の迅速化と透明性を向上させる

2. 競技力の向上

   • データ解析を駆使して選手のパフォーマンスを最適化し、トレーニングメニューを個別にカスタマイズする

   • 試合分析システムを導入し、対戦相手の戦略や自チームの弱点を科学的に分析する

   • 生成AIを活用し、競技改善のPDCAのスピードアップおよび斬新な戦術的な議論の活性化を図る

戦略的アプローチ

1. 部内業務のデジタル化

• コミュニケーションツールの導入

  • SlackやTeamsなどのチームコミュニケーションツールを導入し、情報共有と連絡を円滑化

  • AIベースの翻訳ツールを統合し、多国籍メンバー間のコミュニケーションを強化している

• クラウドベースのドキュメント管理

  • Google WorkspaceやDriveを活用し、ドキュメントやデータの管理をクラウド上で一元化

  • アクセス権限を細かく設定し、情報のセキュリティを確保する

2. 競技データの活用

• パフォーマンス分析

  • 選手のトレーニングデータを収集し、パフォーマンスの分析に基づいて個別のトレーニングプランを作成

  • GPSデバイスやウェアラブル技術を使用し、リアルタイムで選手の動きや体調をモニタリング

• 試合分析

  • 映像解析ソフトウェアを導入し、試合のプレイを詳細に分析。チームの戦術改善に役立てる

  • 対戦相手の試合データを収集・分析し、効果的な戦略を立案

3. デジタルツールの教育・トレーニング

• メンバー教育

  • デジタルツールの利用方法やデータ分析の基礎をメンバー全員に教育するためのワークショップやトレーニングセッションを定期的に開催

  • 外部の専門家を招き、最新のテクノロジーやデジタル戦略に関する知識を提供

• サポート体制の整備

  • デジタルツールの利用に関するサポートチームを設置し、メンバーからの質問や問題解決を迅速に対応する体制を構築

  • 生成AIによるRAGシステムの構築などでチーム内コミュニケーションの省力化・効率化・高度化・ナレッジ蓄積を図る

成果指標

1. 業務効率化

• • 事務作業の時間削減率

  • 情報共有の迅速化度

2. 競技パフォーマンス

• • 選手の個別パフォーマンス向上率

  • スカウティングなど分析作業の効率化率

  • 試合成績の改善率

3. デジタルツール利用率

• • ログイン頻度などツールの活用頻度

  • メンバーの満足度アンケート

DX戦略マイルストーン（初期案）

2024年1月 - 3月: 基礎構築フェーズ

• 1月

  • プロジェクトチームの結成

  • DX戦略の詳細な計画策定

  • 必要なデジタルツールとソフトウェアの選定

• 2月

  • コミュニケーションツール（Slack/Zoom）の導入と初期設定

  • クラウドベースのドキュメント管理システム（Google Workspace/Drive）の導入

  • メンバーへのツール利用トレーニング開始

• 3月

  • 初期データ収集の開始（トレーニングデータ、試合データ）

  • 基礎的なパフォーマンス分析システムの構築

  • メンバーへのデータ入力方法の教育

2024年4月 - 6月: 実行と調整フェーズ

• 4月

  • 選手トレーニングデータの本格的な収集開始

  • デジタルツールの利用促進キャンペーン実施

  • 初期トレーニングプランのカスタマイズ実施

• 5月

  • 試合分析システムの導入と試行運用開始

  • 映像解析ソフトウェアの導入とメンバーへのトレーニング

  • デジタルツール利用に関するフィードバック収集

• 6月

  • データ分析結果に基づいたトレーニングプランの調整

  • 試合戦略の見直しと改善

  • メンバーの満足度アンケート実施と結果分析

2024年7月 - 9月: 最適化と拡張フェーズ

• 7月

  • パフォーマンス分析システムの最適化

  • サポート体制の強化（サポートチームの設立）

  • メンバーへの追加トレーニングセッション実施

• 8月

  • 試合データの継続的な収集と分析

  • 外部専門家によるワークショップ開催

  • デジタルツールの利用状況に関する定期レビュー

• 9月

  • トレーニングプランと試合戦略の再評価

  • デジタルツールの改善点の特定と修正

  • データ管理システムのセキュリティ強化

2024年10月 - 12月: 評価と次年度計画フェーズ

• 10月

  • 全体的なパフォーマンス評価

  • メンバー満足度アンケートの実施

  • DX戦略の成果に関する中間報告書作成

• 11月

  • 来年度のDX戦略の見直しと調整

  • 新たなデジタルツールや技術の導入検討

  • メンバーからのフィードバック収集

• 12月

  • 次年度の詳細なDX戦略計画の策定

  • 成果報告会の実施

  • スポンサー、ファン、メンバーへの感謝イベントの開催

2025年1月以降: 継続的な改善と拡大

• 過去1年間の成果を基に、継続的な改善を行い、さらなる技術導入を検討

• 新たなデジタルツールの導入や既存ツールのアップグレードを行い、常に最新の状態を維持する

• 部内業務のさらなる効率化と競技力向上を目指し、DX戦略を継続的に進化させる

• 監査の体制も含めたデータ、テクノロジーのガバナンス強化

体制

• 責任者: 落合 展

• メンバー: 落合、岩佐、前田、常磐、信太、石川